【香りの歴史】香水はもともと何のためにあった?
- kiyokotsuyama
- 2025年8月6日
- 読了時間: 4分
香りもの・・で
まず思いつくのは、『香水』だと思います。
今ではファッションや気分転換の一部として使われる香水。
香水が日本に入ってきたのは、
明治維新以降です。

それまで、古来から使われているお香の香原料又は
国内にある材料(杉や松、ヒノキ)で作られていたお香に
『香水香』なるものが登場し始めたのもこの頃です。
でも実は、香水が使われ始めた当初の目的は、
「いい香りで自分を魅力的に見せる」ことではなかったんです。
香水のルーツをたどると、人間と「香り」の深い関係が見えてきます。
古代文明では“神聖な儀式”に使われた
香水の歴史は、古代エジプトやメソポタミア文明までさかのぼります。
◎ 神への捧げものとして
神殿で香りを焚くことで、「香りが煙となって神に届く」と信じられていました。これは、『御香』の考え方と同じですよね。
ミルラやフランキンセンス(乳香)などの樹脂を焚き、空間を清める風習も。こちらも同じく!!
◎ミイラ作りにも香料が使われた
死者の身体に芳香成分を塗ることで腐敗を防ぎ、神聖化する目的があったそうです。
つまり、香水は「自分のため」ではなく「神聖さの象徴」として使われていたのです。

香司が扱う御香も始まりは、
仏に供えるもの、、として取り入れられました。
香りをリラックスする、という発想は
後々登場してきた使い方ですね。
古代ローマ・ギリシャでは“衛生と地位”の象徴
ローマ時代には香水文化が一気に花開きます。
◎お風呂の後に香りをまとう
当時の人々は公衆浴場で汗を流し、その後オイルや香料で体をマッサージしていました。
香水は体臭のカバーやリフレッシュの手段だったのです。
◎ 香水は“富と教養の象徴”
高価な香料は上流階級しか手に入らず、
香水を使うことがステータスになっていました。
このあたり・・
日本の平安時代にお香が流行り、遊びとしても用いられるようになったことや
日本でも御香は、貴重なものだったので僧侶や貴族しか使えなかった、
というのとすごく似ています!

中世ヨーロッパ:香りで“病気から身を守る”
中世ヨーロッパでは、不衛生な環境に香りが活用されていました。
🦠 病気=悪い匂いが原因?
ペストなどの流行時、「悪臭が病を運ぶ」と考えられており、香料はお守りや予防策として使われました。
“ポマンダー”という香りの玉を首から下げて持ち歩く人も多くいました。匂い袋は、ポマンダーと同じですね。風呂に入らず、香りでごまかす
水に不潔なイメージがあった時代、人々は体を洗わず、代わりに強い香りで体臭をごまかしていたのです。日本でも『入浴』が習慣化したのは江戸時代になってから平安時代では、髪を洗って肺炎になって亡くなることもあったとかで今のようにドライヤーとかないのに、どうして長い髪をしていたのかしら??
近代:香水が“ファッション”になった時代
18世紀頃から、香水は徐々に個人の魅力を高めるツールとして進化していきます。
フランス・グラース地方で香水産業が発展
ルイ15世の宮廷では「香水の宮廷」と呼ばれるほど、香り文化が盛んに!
女性だけでなく男性も積極的に香りを楽しむように
現代:香りは“自己表現”のひとつに
現在の香水は、もはや単なる香りではなく、個性・気分・シーンに合わせたツールです。
朝用、夜用、季節ごとに香りを使い分ける人も
香りがもたらす心理効果(リラックス・集中・気分転換)も重視されている
香水の役割は、時代とともに変わってきた
私たちが当たり前に使っている香水にも、
実はこんなに長い歴史と背景があるのです。香りを選ぶとき、その由来に少し思いを馳せてみると、もっと深く香水を楽しめるかもしれませんね。今回は、香水の視点で書いてみました。
御香と重なる部分が多くて、驚きです。
でも、古今東西、場所は変わっても『香り』への
思いや意味付け、使用方法は似ているように感じました。
処変われど、香りが織りなす役割にはつながりがありますね。




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